昔は全く思わなかったことだが、最近、自分は父親に似ていると思うことがある。具体的にどこが似ているのかと聞かれると、上手く答えられないが。


ただ、似てしまわないように、気をつけたいことが一つある。
酒癖だ。
自分もかなり悪いほうだと思うのだが、父親にはかなわない。


実家にいた頃、家の近くの道端で、よく父親を拾ったものだ。
そのたびに、「なんでこの人、道に落ちているんだろう?そんな父親聞いたことがない。」と嘆きながら家まで持って帰ったものだ。
ある雪の日なんて、家の脇の植え込みに埋もれていた。あと三歩で家なんだから、少しは頑張れよ。
彼の服の上に雪が積もりはじめていたので、「ほら、あとちょっとなんだから、帰るよ。」と、声を掛けて起こした。
奴は「お父さん眠いねん。ええからほっといて。」と朦朧とした声で答えた。
いや、死ぬて。脱力のあまり崩れ落ちそうになりながら、そう思った。


彼は万事そんな調子なので、酔った上での怪我も多く、それが原因で入院したことも2、3回ある。良く生きているものだ。
自分だったら間違いなく死んでいる。
そんな格好の悪い死に方は嫌なので、本当に酒だけは、気をつけたい。
ここ最近は全然飲んでいないので、次飲むときなんか特に気をつけないと。


ちなみに記憶が飛んだときの俺の典型的パターンは、

  • 知らない間に料理が出来ている
  • 知らない間にサイトが更新されている

等の脳内コロボックル大活躍なパターンが多い。
ちなみにそういう状態の時は、喋っている内容なんかは支離滅裂らしい。
非常に恥ずかしい。
あまり父親のことは言えないのかもしれない。

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一月以上間隔があいてしまったが、Zeros更新。