呼称(看板に偽りあり。)

関東で暮らすようになって10年以上経つが、未だに食文化に関してギャップを感じることがある。


もう慣れてしまったけど、やっぱり理解できないことだっていっぱいある。

  • マグロ。そんなにありがたがるほど美味いか?
  • 居酒屋でホッケとか。大味過ぎる魚だと思う。
  • ちくわぶって…。
  • おでんですじといえば、牛筋だろ。
  • うどんだしが黒い。蕎麦なら許せるんだけど。
  • うなぎも美味いけど、やっぱり鱧…。

まあ、こんなことは、あんまり口にしてると「関西人うぜーっ!」って言われそうだし、まあ人の好みだから別にいいんだ。


今年に入って不愉快に思ったことが一つだけある。
それは、関東で言うハマチがハマチじゃないことだ。
ハマチって言えばブリの若いのであって、養殖物のことを指すのは反則だろう。
「こっちのハマチは、どこで喰っても随分脂が強いんだな。ブリと違わないよなあ。」って思ってた俺が馬鹿みたいじゃないか。
これって看板に偽りがあるんじゃないか?


例えば、「銀ムツ」は元々日本に存在しない魚で、正式名称は「メロー」っていう魚だってぐらいなら、まだ許せるんだけどね。


だったら、ししゃもはどうなんだって言われるかも知れない。うん。あれも微妙。
でも、本物のししゃもなんて、数えるぐらいしか喰ったことないしなあ。
元々、一般的に売られているししゃもには興味がないってことがあるのかもしれない。(本物のししゃもは好き。美味かった。あそこまで行くと別物過ぎる。)


ええと、なにが許せないかって、ブリよりもうちょっとさっぱりしたものが食べたい気分の時にハマチを頼んでも、養殖のブリが出てくるってところだ。
違うんだ。俺はブリを食べたいわけじゃないんだ!って思う。


で、正しいハマチはどうやったら食べれるんだ?