デブサミ2005 初日

やっぱり、まつもとさん(Rubyの開発者)しか記憶に残ってない。
印象に残ったお言葉はこんな感じ。

  • 「ある種の開発者は深く潜る傾向にある。」

アプリケーションの開発とかで、ライブラリやフレームワークを担当する人間をはじめ、まつもとさんのように処理系の開発に行ってしまったり、LinusのようにOSの開発まで行ってしまう人間のこと。
俺はフレームワークとか開発方法論とかそっちのほうに行ってしまう人間。
深いほうには違いないんだろうけど、「現場が楽するためには?」という方向に深化しようとしている気がする。

  • 「処理系ビジネスに関しては、オープンソースであることが小さなプレイヤーが生き残る鍵だった。」

含蓄のあるお言葉。俺も、そのうちネット系ITの小さなプレイヤーになろうと思っているから考えさせられた。ビジネスモデルとかそんなことを考える前に、小さなプレイヤーが如何にして生き残るかってことをもっと考えないと思った。
俺は営業センスとかそういうのは無いから、そういうサバイバルにおけるキーはよく検討しないと。

たしかにリソースが満足にあるものならば、オープンソース開発である必要はないし。
逆に、オープンソース開発だから品質が悪いとかそういうことだって無いし。
オープンソースのほうが開発者にとって安心できるのもまた事実だしなあ。
(「オープンソース開発」と「オープンソース」という言葉が微妙に混じってます。)


いや、ためになった。
面白かったのが、Rubyの開発を通して印象に残ってる出来事ってトピックで、「マーティン・ファウラーに、『Ruby使ってるよ!』って言われたこと」なんかを挙げていらっしゃったところかな?
そりゃファウラーたんだって(いや、だからこそか?)使うだろ!ってか、まつもとさんクラスでも、ファウラーたんとかでも「おおっ!」って思ったりするんだ。ってのが正直な感想。


明日は、なんとか近藤さんのセッションとひがさんのセッションに潜り込みたい。