エア聖戦

Yahooの転載問題の爆心地の人は、動機自体には、全くケチをつけていない人に対してまで、動機を否定しているということにしたいようにところがそのように見える。


俺的な意見としては、以下の二つのリンクで、ほぼ終了ってな話かな。


otsuneさんのは、別件だけど今回のところにも繋がってくると思っている。
例えば、こういうことが何度か続いてしまったら、「善意ベースのものはどんどん乗って、広めていったらいいんだ。」って、安易に考えるようになってしまう人だっているだろう。そういう考えを持ってしまったら、その人は、ソーシャル系な攻撃を得意とするクラッカーにとっては、ポッドネットみたいな存在になる訳で。
俺が攻撃シナリオ考えるとしたら、件の人のような、チェーン/spam系の発信地をチェックしつつ、DNSでもなんでもいいんだけど、誘導先を変えられるような場所を地道に確保し続けて、ある日いきなり、善意のフリな、フィッシングサイト誘導とかスパイウェアルートキット踏むためのリンクを仕掛けると思う。
別にトップレベルを奪取しなくても、チェーン系の仕組みの中に潜入して、仕掛けてもいいっていうところだし。要は、勝手に広めてくれるという仕組みがあったら簡単だと言う話。
人を騙すのは善意ベースが一番簡単なので、なおさら善意ベースなポッドネット形成は危ないなと思った。
ちなみに、件の人が言いそうな断り書きをしている的なことも意味がないと思っている。そういうものをちゃんと読んで理解する人間は、リテラシの高い人間が殆どだと思う。そんな人たちは、チェーン系なものには乗らない。むしろ批判すると思う。


やるんなら、せいぜい「死なないで」署名サイトぐらいで良かったんじゃないかな。



最初に挙げた、marusato9365さんところにある件に関しては、俺が付け足すことはないんだけど、強いていうと、騒ぐことの影響かな。
死ぬということが影響力あると思った子が、ヒロイックな感傷で、「繰り返さないように」と願って、命を絶つということはあるでしょう。
それは、とても怖いことだと思う。
だから、迂闊に騒がない方がいいと思う。



これからあとは俺の個人的なエア聖戦。


自殺なんて極めてプライベートな決意だからこそ、見ず知らずの誰かが何を言っても受け手は、「知るか」って反応をすると思っている。
そんなものは、「ブラウン管の向こうの薄っぺらい2x時間テレビに映った"顔"」にしか過ぎない。
プライベートな絶望は、プライベートに差し伸べられた手のみでしか救えないと思う。


求められていただろう差し伸べたつもりの手であっても、届かないことだってあるわけで。
大丈夫だと思っていたのに、楽観的な観測に過ぎなかったこともあるわけで。
届かなければ、手を出したことにすらならない。


そういうとても難しい部分を、簡略化できることが俺には理解できなかったりする。
ワンクリックで救える命?みたいな。
動機はともあれ、根本から目を離すような仕組みの方が俺は逆に怖い。


考えろ。考え抜いたあと、さらに考えろ。正しいことが出来たのか、出来ていなかったのか。
その考えが必要だと思う。


あと、俺は、動機が結果をペイするという考えが怖くて仕方ないんだけど、どうなんだろう。