昨日のスカイプの件

寝てた。起きたらシナ兄とともぞーさんが、iPhoneとかfonとかの話をしてたログが残ってて、しまったと思った。


俺的には、iPhoneは今は様子見。電話として使えるようになるいいけど、3G対応って相当先だろうしね。
ただ、各キャリアに対応出来たならば、凄い事になるかなと思う。
どういう事かというと、それは携帯開発の現場に福音をもたらすだろうということ。
携帯のソフトウェア開発は、頻発するハードの仕様変更とソフト自体の仕様変更と時間との闘いという側面が強く、デスマーチが常態化しているが、OS X前提ってことで、ハードもソフトもそこに注力すれば改善されるのではと思う。これは大きい変化になるんじゃないかな。ドライバ辺りがボトルネックだろうけど、ソフト側ってドライバ開発メインになりそうだし。widgetとかAppleScriptぐらいでしか、側で差別化出来なくなっちゃいそうだから。
これを期に携帯のアーキテクチャ辺りの標準化が進んだりするかもしれない。勿論、通信方式の標準化はまだ先で、次世代かさらにその次じゃないと達成されないとは思うが、OS X導入ででそういった違いをある程度吸収出来るなら、方式の差異なんて問題ない。
携帯がハードの進歩によって、PCに限りなく近づいていくフェイズに、本格的に入ったのかな。
で、一番重要な点になってくるのが、入力系で、ここで従来と違うものを出して来る所が、凄いなと思った。携帯機能を持ち、サイズが携帯並みのPCと考えたとき、あのインタフェースを持って来るのは、プレゼン見ると必然かなと思ってしまう。あとは文字入力がどこまで良いものになるかが分かれ目かな。


また、PDAとして捉えるのも、ちょっと違うなあと思う。携帯じゃないと、ダメでしょう。
PDAなんてニッチな市場じゃなくて、先進国だと一人一台以上が当たり前に見えるような携帯市場だからこそ、チャレンジする価値があると思う。そういう意味で、PCにおけるMicrosoftのような存在を、ジョブスは携帯市場で目指しているのではないかと思える。

iPhoneが、成功するかどうかはまだわからない。ただ、どこを見て戦略を練って来ているかを見ていきたい。


ちなみにこれは携帯から書いてるが、この作業はストレスが大きかった。
iPhoneが、こういう部分に関しても人に優しくなって行けば勝ちそうな気がする。