昨日の続き

森教授っていうのは、ゲーム脳の人だということで、ゲーム脳とはどういうものか調べてみたら、酷すぎて笑えた。
家に帰ったら、URL貼ろうと思う。


ということで、URL。リンク集なので、これ一つでいいかな?

特に、斎藤環氏に聞く ゲーム脳の恐怖は、必読。


あと、生活人新書 ゲーム脳の恐怖を読んでいてツッコミどころが多すぎると思った。
ツッコミどころの全てが、上の斉藤環氏の記事によってツッコまれ済みなのだが。
AならばB、CならばBで、AならばCという論理展開しすぎでしょう。この人は。あと、見過ごせなかったのが、「プログラマーによる動作実験」という奴。

2000年頃、まだその脳波計が試作段階のときに、組み込みソフトの開発を頼んでいたソフト開発会社のプログラマーに被験者になってもらって、動作実験をしていたんですね。そしたら8人の被験者全員の結果が、おかしい。β波の出現の割合が低くほとんどが2.5 以下だったんです。機械が壊れているのかと思いました。
 しかし、プログラマー以外の人で測定してみると、正常な結果が出る。なぜだろうと、被験者のプログラマーたちといろいろ話をしていたら、彼らは朝9時から夜遅くまで画面とにらめっこしていて、独創的なヒラメキというのはほんの一瞬であると思われます。また、家に帰ってもディスプレイに向かうことが多くてあまり口をきかないとか、言われてみると「自分でも少しオタクっぽいかな」と思うところもあるということでした。

ここから、ゲーム脳という結論に辿り着いたらしいが、普通の考えると、原因は、彼らは朝9時から夜遅くまで仕事に追われている為となりそうな気がする。単にデスマーチの所為で。そうじゃなくって、画面を長時間ですか?
「独創的なヒラメキというのはほんの一瞬」というのは、認めるけど、そうじゃない仕事は逆に少ないのではないのかと。そんなに独創的なヒラメキがバンバン出る人間なんて、電波か天才しか思いつかないが。
とにかく色々な仕事をしている人を集め、労働時間が長い人、短い人、ゲーマー、非ゲーマーなんかでデータ収集して、真偽をはっきりさせて欲しい。


逆に、モニタを長時間眺めているとゲーム脳になるという結論が出たほうがいいのかもしれない。そうすれば、モニタに向かって仕事している人たちの労働条件って格段に向上するのでは?
ほら、危険手当が出たりとか、労働時間を短くしろみたいな事になって、凄く幸せになれそうな気がする。
そもそも、プログラマヤバい→ゲームヤバいと辿り着いて、「ゲームが!ゲームが!」とか言うなら、その前に、プログラマを守る運動してくれればいいのに。


知れば知るほど、氏は、事象をパターン化するというプロセスを取る物事の進め方を、とにかく否定している気がする。
もしそうであれば、自分の飯の種である学問の否定になると思うのだが。


最後に、2chにある、「詭弁の特徴のガイドライン」を紹介しておく。

1:事実に対して仮定を持ち出す
2:ごくまれな反例をとりあげる
3:自分に有利な将来像を予想する
4:主観で決め付ける
5:資料を示さず自論が支持されていると思わせる
6:一見関係ありそうで関係ない話を始める
7:陰謀であると力説する
8:知能障害を起こす
9:自分の見解を述べずに人格批判をする
10:ありえない解決策を図る
11:レッテル貼りをする
12:決着した話を経緯を無視して蒸し返す
13:勝利宣言をする
14:細かい部分のミスを指摘し相手を無知と認識させる
15:新しい概念が全て正しいのだとミスリードする

ちなみに、俺の文章は、基本的に詭弁なので、その辺りを吟味して読んで頂けると幸いだ。
そもそも、この件は特に、ガイドラインに触れないように何かを語ろうと思うと、科学的、論理的根拠を示せとしか言えないし、それでは、興味もひけないし、面白くも無いしね。
そうなると、日大医学部・泰羅助教授に聞く(All About Japan)のような、曖昧な言及*1になるだろうし。


今回、調べたり考えたりして、論理学をもう一度、勉強してみようかなと思ったり。ゲーデル不完全性定理あたりから、やり直してみようかと。論理の話はとても面白いし。
いや、ここ読んでいる人の8割ぐらいは、そんな理屈っぽい話などどうでもいいよと、思っているのかもしれないが。

*1:見方によってはとても面白い。