俺的マーキング

遠出をしたり初めての土地に行ったら、まず最初に駅ソバを食べることが多い。


一杯300円かそこらの駅ソバだ。美味い訳がない。でもなんだか味があるので、ついつい食べてしまう。マズウマいとでも言えばいいのだろうか。祭りの屋台ものと似たようなものかもしれない。


そうしていつも駅ソバを食べるのだけど、食器を返す頃には、なんだかその土地のことを少しわかった気になっている。
そして店を出る頃には「うん。」と一人何かに納得したような気分になっている。
まだ駅も出てないのに。



これは多分マーキングのようなものだと思うんだけど、なんで納得するのか、さっぱりわからない。
ちなみに何に納得しているのかは、もっとわからない。
多分、ネジが足りないんだと思う。